競合が多く、価格や実績で比べられ続ける。
差別化しようとしても、気づけば同じようなサービスばかり。
そんな状況に疲れて
「ブルーオーシャンを見つけたい」
と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
ですが実は、
ブルーオーシャンが見つからない人の多くは、
探し方ではなく「考え方」でつまずいています。
この記事では、
ブルーオーシャンの見つけ方について語られる中で
多くの人が無意識にハマっている3つの誤解を整理し、
本来の考え方を解説していきます。
ブルーオーシャン戦略とは何か
ブルーオーシャン戦略とは、
既存の市場で競争することを前提にせず、
競争そのものを無意味化する新しい価値空間をつくる考え方です。
レッドオーシャンとブルーオーシャンの違い
レッドオーシャンでは、
すでにルールが決まった市場の中で、
- 価格
- 機能
- 実績
- 規模
といった要素を競い合います。
一方ブルーオーシャンは、
その競争ルール自体を問い直すところから始まります。
「どう勝つか」ではなく
「そもそも、なぜこの土俵で戦っているのか?」
と考える発想です。
ブルーオーシャンの本質は「価値の再定義」
ブルーオーシャンの本質は、
目新しいアイデアを思いつくことでも、
奇抜なことをすることでもありません。
それは
既存の価値の意味を組み替え、
別の文脈で価値として成立させることです。
この前提を押さえずに
「見つけ方」だけを探そうとすると、
多くの人は次の誤解にハマってしまいます。
誤解① ブルーオーシャンは「差別化」だと思っている
ブルーオーシャンを
「他と違うことをする戦略」
と捉えている人は少なくありません。
差別化が生む終わらない消耗戦
差別化の発想では、
- 機能を少し足す
- サービスを手厚くする
- 価格を下げる
- 実績を増やす
といった方向に進みがちです。
ですがこれは、
同じ市場・同じルールの中での比較にすぎません。
一時的に目立てても、
すぐに真似され、
また新しい差別化を求められる。
結果として、
消耗戦から抜け出せなくなります。
ブルーオーシャンは「競争軸をずらす」考え方
ブルーオーシャンは、
差別化の延長線上にあるものではありません。
「違いを足す」のではなく、
そもそも比べられている前提を疑う。
- なぜその指標で比較されているのか
- それは本当に顧客にとって重要なのか
競争軸そのものをずらすことで、
比較されない状態をつくる。
それがブルーオーシャンの発想です。
誤解② ブルーオーシャンは「見つけるもの」だと思っている
「ブルーオーシャン 見つけ方」と検索する人の多くは、
どこかに答えが転がっていると思っています。
ですが、この前提こそが
最大の落とし穴です。
「見つけ方」を探すほど見つからない理由
「見つける」という発想は、
すでに存在する選択肢の中から
良さそうなものを選ぶという考え方です。
ですがそれでは、
結局既存市場の枠から出られません。
- ニッチを探す
- 競合が少ない場所を探す
そうして見つけた場所も、
誰かに見つかればすぐにレッドオーシャン化します。
ブルーオーシャンは「生み出す」もの
ブルーオーシャンは
探すものではなく、生み出すものです。
そのために必要なのが、
価値イノベーションという考え方。
- 不要なものを削る
- 当たり前だと思われている前提を捨てる
- 別の価値と組み合わせる
こうして、
これまで価値として認識されていなかった意味を
新しい文脈で成立させる。
また、
今の顧客だけでなく
「使っていない人」「避けている人」
といった非顧客に目を向けることも重要です。
誤解③ ブルーオーシャンは「見つけて終わり」だと思っている
良さそうなアイデアを思いついた瞬間に、
「これがブルーオーシャンだ」
と安心してしまう人もいます。
ですが、それはまだ
スタート地点に立っただけです。
アイデアだけでは市場は生まれない
ブルーオーシャンは、
アイデアの時点では仮説にすぎません。
- 実際に求められるのか
- 価値として伝わるのか
- 継続できる形なのか
行動し、検証し、改善する中でしか
市場は形になりません。
ブルーオーシャンは「育て続けるプロセス」
ブルーオーシャンは固定された場所ではありません。
続けることで価値が伝わり、
結果として競争が起きにくくなる。
育てることで、後から参入しづらい状態になる
それがブルーオーシャンの実態です。
真面目な人ほど、この誤解にハマりやすい
特に真面目な人ほど、
- 正解を探そうとする
- 完璧に決めてから動こうとする
- 失敗しない選択をしようとする
その結果、
いつまでも市場が生まれない
という状態に陥りがちです。
必要なのは「正解」ではなく一貫性
ブルーオーシャンに必要なのは、
最初から正しい答えを出すことではありません。
- どんな需要に向き合うのか
- どんな供給を差し出すのか
この一貫性を保ちながら調整し続けること。
需要と供給の噛み合わせを
少しずつ整えていくことで、
結果として競争のない場所が生まれていきます。
まとめ
ブルーオーシャンの見つけ方について、
多くの人が次の3つを誤解しています。
- 差別化だと思っている
- 見つけるものだと思っている
- 見つけて終わりだと思っている
ブルーオーシャンは、
差別化ではなく、価値の再定義。
探すものではなく、生み出すもの。
一度見つけて終わるものではなく、育て続けるものです。
「どこに答えがあるか」を探すのではなく、
「どう整えていくか」という視点に立つこと。
それが、
ブルーオーシャンへの最初の一歩になります。
次の一歩
ブルーオーシャンでポジションを定めても、
その価値を「誰に向けるのか」が曖昧なままでは、
結局伝わりません。
ポジションを定めたあとに必要なのが、
ターゲットとペルソナの設定です。
