情報発信をしていると、
「何を書けばいいのか」「どう表現すれば伝わるのか」と
悩むことがあると思います。
でも、少し視点を変えてみると、
発信で本当に伝わっているのは
書いている内容そのものではないことに気づきます。
伝わっているのは、
その人が無意識に前提としている
価値観です。
投稿は単発では評価できません
SNSやブログの投稿は、
一つひとつを見ると、特に問題のないことが多いです。
正論に見えたり、
経験談として納得できたりすることもあります。
ところが、
同じ人の投稿をいくつか並べて読んでみると、
不思議と「毎回同じ場所に着地している」
と感じることがあります。
それは、
言葉が同じだからではありません。
前提が同じだからです。
スキーマとは何か
心理学では、
人が無意識に使っている
「物事の捉え方の型」を
スキーマと呼びます。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、
簡単に言えば、
「世界をどう見ているか」という癖のようなものです。
このスキーマは、
本人が意識していなくても、
判断や言葉選びに影響します。
だからこそ、
どれだけ言葉を選んでも、
複数の投稿を通して読むと、
その人のスキーマは自然とにじみ出てしまいます。
なぜ言葉より価値観が伝わるのか
情報発信では、
言葉そのものはいくらでも調整できます。
表現を柔らかくすることもできますし、
強い言い回しを避けることもできます。
しかし、
- 何を問題だと思っているのか
- どこに結論を持っていきたいのか
- どこで思考を止めているのか
こうした部分は、
無意識の前提に強く影響されます。
この前提こそが、
価値観であり、スキーマです。
にじみ出てしまう価値観の例
たとえば、こんな価値観があります。
- 自分は正しいと思いたい
- 否定されたくない
- 間違っている自分を直視したくない
こうした価値観自体が
悪いわけではありません。
誰にでもあるものです。
ただし、
これらを自覚しないまま発信を続けると、
投稿は少しずつ同じ方向に寄っていきます。
- 問題提起をしているようで、
実は自己正当化に着地してしまう - 問いを投げかけているようで、
最後は「仕方ない」「これが現実です」で閉じてしまう - 他の意見を扱っているようで、
実は距離を置いているだけになってしまう
これは、
言葉遣いの問題ではありません。
価値観の問題です。
一貫性は作るものではありません
情報発信では、
「一貫性が大事だ」とよく言われます。
ただし、一貫性は
意識して作るものではありません。
価値観が整理されていれば、
投稿は自然に一貫します。
逆に、
価値観が言語化されていないと、
一貫性は次のような形で現れることがあります。
- 自己弁護
- 思考停止
- 防御反応
本人にそのつもりがなくても、
結果として
「問いを深めない発信」
になってしまうことがあります。
発信は価値観の自己紹介です
発信とは、
情報を届ける行為である前に、
価値観をさらす行為です。
- 何を正しいと思っているのか
- 何から目を逸らしたいのか
- どこで問いを止めているのか
こうしたものは、
どれだけ言葉を整えても、
必ず伝わってしまいます。
だからこそ、
発信の前に必要なのは
テクニックではありません。
「自分はどんな前提で世界を見ているのか」を
自分自身が理解することです。
それができて初めて、
消耗しない発信や、
長く続く発信につながっていくのだと思います。
次はこの価値観を前提に、
どう行動すれば消耗せずに続けられるのか、
「頑張り方」について整理していく予定です。

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