「頑張りましょう」という言葉に、
少し疲れてしまった経験はないでしょうか。
頑張ること自体が嫌なわけではない。
むしろ、真面目な人ほど、
ちゃんと頑張ってきたはずです。
それなのに、
気づくと消耗してしまう。
前に進んでいる感覚がなくなってしまう。
この記事では、
頑張ることを否定せずに、
消耗しないための頑張り方について整理してみたいと思います。
「頑張る」がしんどくなる理由
「頑張る」という言葉が、
人によっては重たく感じられるのは、
この言葉がよく
説明を省略したまま使われてきたからだと思います。
- なぜそれをやるのか
- どう工夫するのか
- どこまでやればいいのか
そういった前提が共有されないまま、
「とにかく頑張ろう」と言われ続けると、
頑張ること自体が苦しくなってしまいます。
問題は、
頑張ることそのものではありません。
頑張り方が言語化されていないことが、
しんどさの正体です。
気合と根性で終わる頑張りの特徴
消耗してしまう頑張り方には、
いくつか共通した特徴があります。
- なぜやっているのかが曖昧
- うまくいかない理由を
自分の気持ちや覚悟の問題に回収してしまう - 工夫よりも我慢が増えていく
- 最後は「もっと頑張らなきゃ」で終わる
これは、
本人が怠けているからでも、
意志が弱いからでもありません。
頑張り方の設計がないまま、
踏ん張り続けている状態です。
なぜその頑張り方は消耗するのか
消耗する頑張り方では、
問題の置き場所が
「構造」ではなく「個人」になっています。
本来であれば、
- やり方
- 順序
- 環境
- 前提条件
を見直すことで解決できる問題も、
「自分がもっと頑張れば何とかなる」
という方向に回収されてしまいます。
こうなると、
行動は問題解決ではなく、
感情処理になってしまいます。
それでは、
どれだけ頑張っても消耗してしまいます。
消耗しない頑張り方の前提条件
では、
消耗しない頑張り方には
何が必要なのでしょうか。
ポイントは、
行動そのものではなく、
前提にあります。
消耗しないためには、
次の3つが揃っていることが大切です。
- 自分で選んでいること
- 目的が言語化されていること
- やり方を変えていい前提があること
これが揃っていれば、
頑張ることは
無理や我慢ではなくなります。
「頑張る」を言い換えてみる
ここで一度、
「頑張る」という言葉を
別の言葉に置き換えてみます。
たとえば、
- 引き受ける
- 工夫する
- 試す
- 設計し直す
こうした言葉に置き換えると、
頑張ることの意味が
少し変わって見えてきます。
私自身は、
頑張ることを次のように捉えています。
頑張るとは、
無理をすることではなく、
引き受けた選択を調整し続けることです。
この前提があると、
頑張りは消耗ではなく、
前進になります。
消耗しないための静かなチェックポイント
最後に、
頑張りが消耗に変わっていないかを
確認するための問いを置いておきます。
- 今やっていることは、自分で選んだことですか
- うまくいかなかったとき、
やり方を変える余地はありますか - 「もっと頑張る」以外の選択肢は見えていますか
この問いに立ち返れるだけでも、
頑張り方は少しずつ変わっていきます。
まとめ|頑張るかどうかではなく、どう頑張るか
頑張ることは、悪いことではありません。
真面目な人ほど、
これまでたくさん頑張ってきたはずです。
ただ、
消耗する必要はありません。
頑張ることをやめるのではなく、
消耗する頑張り方を卒業する。
そのために必要なのは、
気合や根性ではなく、
考え方の置き場所を変えることなのだと思います。
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情報発信や行動の裏側には、
必ず価値観があるという話も整理しています。
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