今回は名著『7つの習慣』の第3の習慣「重要事項を優先する」について解説していきます。
この記事を最後まで見ると、『7つの習慣』の中で時間管理の方法についてどんな内容が書かれているのか理解することができます。
全世界で4000万部を超える圧倒的なベストセラーとなるこの本は、あなたの人生、ビジネスを成功に導く教科書のようなものです。
ですが実際に手に取ってみると、とても分厚い本です。なかなか読み進めようと思えていない方も多いと思います。
なので、7つの習慣の第3の習慣をわかりやすくお伝えしていきます。
是非最後まで読んで、その概要を掴んでいただければと思います!
あなたの時間管理は大丈夫?
時間が足りないと感じる人は非常に多いです。
ですが1日は24時間と決まっています。
ということは限られた時間を何に充てるかが重要ということですね。
何かをしている時は、別の何かをしていない時でもある訳です。
もしあなたが忙しくて時間が足りないと思っているのであれば、時間管理の方法を学ぶと良いでしょう。
時間管理とはただ予定を効率的にこなすことではなく、あなたの人生のバランスを取ることです。
限られた時間を本当に大事なことにバランスよく使うことで、より良い日々を送ることができます。
あなたには様々な役割があるはずです。
仕事や家庭、地域との関わりなどそれぞれの場面であなたのやるべきことがありますよね。
それらに振り回されて大切なことを見失わないようにしましょう。
時間管理マトリックス
あなたが使う時間には大きく2つの軸があります。
それは「重要なこと」と「緊急なこと」です。
重要なこととは、あなたの人生にとって価値あるもののことです。
第2の習慣で考えた人生の目的、ミッションステートメントを実現できる行動を意味しています。
それに対して緊急なこととは、突然入ってくる予定や目の前にある快楽のことです。
多くの人は緊急だけど重要ではないことについ流されてしまいます。
緊急なことはその場ですぐに時間を使う必要があるので、一見忙しくなって充実しているように感じます。
ですが後になってから重要ではないことに時間を費やしてしまったことを後悔するのです。
例えば夏休みの宿題を後回しにして8月末に慌てて取り組んだ経験がある人は多いのではないでしょうか。
緊急なことに振り回されないためには、断る勇気を持つことが重要です。
重要ではないことに大切なあなたの時間を浪費してはいけません。
NOと言う喜びを知ることで、あなたが本当に大切にしたいことに時間を使うことができるのです。
時間管理の四つの世代
7つの習慣では時間管理の方法について4つの段階があると述べています。
人類の進化と共に、アプリでスケジュール管理ができるようになりました。
確かにアプリを使うことで効率を上げることはできます。
ですがそれだけでは真の幸せは手に入らないと警鐘を鳴らしています。
時間管理の第1世代
時間管理の最初の一歩は予定を記録することです。
あなたも予定を忘れないようにメモに残したり、チェックリストを作ったりしたことがあるのではないでしょうか。
こうして記録することで、大切な時間を何に割くべきかを可視化したのが時間管理の始まりです。
時間を使うと言うことはそこにエネルギーを費やすことになります。
あなたのエネルギーを何に使うか焦点を定めることが記録を残す意味なのです。
時間管理の第2世代
次に進歩したのがカレンダーの存在です。
あなたの予定をスケジュールに記録し、未来の出来事を管理するようになりました。
人は想像性を持っていて、未来のことを考える能力があります。
この性質を活用して先のことを考えるのが第2世代の時間管理です。
時間管理の第3世代
そして第3世代では目標設定を行います。
単に予定をスケジュールに書き込むだけでは求めるものが得られないからです。
目標を設定するとスケジュールに優先順位がつけられるようになります。
その日何を済ませなければならないかが明確になり、効率的にタスクを進められるようになります。
ほとんどの人がここまでの時間管理を実践していることと思います。
ですがこれだけ文明が発展して、様々なツールが活用されても、人の忙しさは減りません。
むしろ効率的に予定を管理できるようになり、余計に忙しくなった人もいるかも知れません。
あなたが本当に望むのは効率的にタスクをこなして目標達成することでしょうか。
それとも予定に忙殺されずに、本当に大事なことで充実した生活を送ることでしょうか。
時間管理の第4世代
7つの習慣が目指すのは豊かな人生を実現する人格を身につけることです。
それは日々の習慣によってしか成し得ないものです。
しかし1日の予定を効率的に済ませるだけでは、人生のバランスは見えてこないはずです。
人には様々な役割があり、上司と部下、親子と夫婦、あなた個人などの役割に応じた時間の使い方を考える必要があります。
例えば仕事が中心の生活になって家庭を蔑ろにしていては豊かな人生とは言えませんよね。
逆にプライベートな時間ばかりを優先して仕事を疎かにするのも違います。
何か一つを生活の中心においていては人生のバランスが崩れてしまうのです。
そこで7つの習慣では、1週間単位でのスケジュール管理を提案しています。
人の生活は1週間単位で循環していることが多いからです。
1週間の中で家族との時間や自分一人の時間、仕事を頑張る時間などをバランスを考えながら組み込むのです。
すると本当に大事なことにきちんと時間を割けるようになり、忙殺される人生から充実した生活に変えていくことができます。
デレゲーション(人に任せる)
時間管理の方法について学んでも、それでも時間が足りないと思う方もいるでしょう。
一人でできることには必ず限界があります。
あなたが求める状態を得るために、自分だけで全てができるとは限りません。
そこで7つの習慣では、人に任せる方法についても詳しく解説されています。
人に任せるのが苦手な人は、次の5つのポイントを振り返ってみてください。
① 求める状態を明確にする
人はあれこれ細かく指示されることを嫌います。
それよりも依頼されたことが何のために必要なのか、結果どうなれば成功なのかが知りたいのです。
あなたが人に何かを任せるのであれば、求める状態を説明できるようにしましょう。
そして具体的なやり方は本人の選択に委ねるのが良いです。
明確なゴールさえわかれば、あとは任された人が考えて行動するからです。
② 守ってほしいガイドラインを伝える
やり方は自由と言っても、気をつけるべき注意点や守ってほしいルールはあるはずです。
そういった取り組むうえで守ってほしいことをガイドラインとして説明しましょう。
ここが曖昧なままだと想定外のやり方で別の問題を生み出してしまう可能性があります。
人それぞれ考え方は違うので、しっかりとすり合わせをしておくのが安心の基です。
③ 使える資源を整理する
ガイドラインと合わせて伝えたいのが、使える資源です。
予算や期限、人員など資源には限りがあります。
もっとお金があればとか、もっと人手があればとか、後から要求されても困りますよね。
依頼する段階で使える資源を整理しておけば、こういったトラブルも未然に防げるのです。
④ 報告の方法を決める
何かを人に任せるということは責任が発生するということです。
任せたことを成し遂げたことをどうやって確認するかも決めておきましょう。
この確認方法に従って報告を受けることを約束すると、他の方法で進捗に指摘をしてはいけません。
きちんと合意の取れたやり方で関わることでお互いの信頼が高まります。
⑤ 不履行の結果をイメージさせる
最後に責任を果たさなかったらどうなるのかをしっかり伝えましょう。
具体的に本人がそうなったら嫌だとイメージできるレベルで説明するのが大切です。
これを怠ると責任を回避してしまう危険性が高まります。
後から言い訳ができないように意識づけをしておきましょう。
毎日を幸せな時間にしよう
今回は7つの習慣の第3の習慣について説明しました。
時間が足りないと思っている人は是非参考にしてください。
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