毎週火曜日に参加しているももクエも遂に5回目。
今回はピッチについて学びました。
私はピッチという言葉があまり聞き慣れないのですが、プレゼンテーションの短い版だと思って大丈夫です。
ここでは伝えるという本質について詳しく学びを得ることができました。
いつものように学んだことをアウトプットしていきます!
伝えるとは?
私もプレゼンテーションを教えていたことがあるので、共感する部分が多くありました。
プレゼンテーションの語源のプレゼントをイメージしてみてください。
プレゼントを渡す時に考えるのは、相手が①受け取ってくれて、②喜んでくれて、③使ってくれることですよね。
プレゼンテーションのポイントもこれと同じです。
- プレゼンテーションを聞いてくれること
- プレゼンテーションで心が動くこと
- プレゼンテーションで行動に移してくれること
これらを意識して伝えることが重要だと再認識できました。
ピッチの心得
では実際にピッチを行う際に何を考えて準備すれば良いでしょうか。
ポイントは大きく3つあります。
1.笑顔(笑声)
まず第一に考えるべきことは笑顔で話すことです。
人前で話すのは苦手だと言う人は多いですよね。
それは緊張しすぎていることが原因です。
ただし緊張自体は悪いものではありません。
緊張するのはその場を大切な機会だと認識している証です。
むしろ全く緊張しない人はその瞬間を軽視している可能性があるので要注意です。
適度な緊張感を持って臨むことはピッチを成功させる上で重要な要素になります。
だからこそ常に笑顔を意識して第一印象をより良くすることが有効なのです。
特に最近ではオンラインで面談する機会も多くなっています。
表情だけではなく声にも意識して、表情がリアルに伝わるような笑声で話すようにしましょう。
2.ボディランゲージ
次に意識すべきポイントはボディランゲージです。
メラビアンの法則を聞いたことがある方も多いと思います。
人は情報を得る時に何を信じるかと言うと、視覚情報と聴覚情報が9割です。
どれだけ良い言葉を選んで話しても、言語情報では1割しか伝わらないのです。
と言うことはピッチを成功させるためには身振り手振りが重要だと言えますよね。
私も普段授業をする時には、動きを交えて表現するように意識しています。
話す時に全く身振り手振りがない人と、少しでも動きがある人とでは、印象が全く違うのはイメージできますよね。
ですがこれがなかなか難しいんです。
私がYouTubeを撮影する時には、何度も自分の動きをシミュレーションしてから本番に入ります。
指をどう動かすか、手の向きや小物なども考えてから撮影しているのです。
こういったボディランゲージを活用することでピッチのレベルはグッと上がります。
是非自分で話す場面を撮影して、セルフチェックしてみてください。
3.熱量
最後に意識すべきポイントは熱量です。
どれだけ伝えたい気持ちを表現に乗せられるかが重要と言うことです。
ピッチで人の心を動かすのはロジックではありません。
私はよく本気度という言葉を使いますが、本気で伝えたいと思っていると自然と表現は変わってきます。
声に力が入ったり、目線が強くなったり、表現に気持ちが入っていれば、内容がしっかりと伝わらなくても良いのです。
むしろ人の話している内容を完璧に記憶しておくのはかなり難しいです。
となれば最低限覚えておいてほしいことは、本気で伝えていた、とにかく熱い、応援したいという気持ちです。
私はロジック派の人間なので、この部分は特に意識しておく必要があると痛感しました。
ピッチを成功させる準備力
人前で話すのが苦手な人の多くは単純に経験値が足りていないだけです。
学校教育の中では発表するのは恥ずかしいという気持ちもあってなかなか堂々と話すトレーニングまでできていません。
私は普段高校で非常勤講師をしているので、毎週何時間も大勢の前で話をしています。
すると聞いている人の表情や集中度、反応などが見えてくるようになります。
ですがただ漠然と話す経験を増やすだけでは効果は低いでしょう。
大事なのは事前準備です。
ビジネスでは準備が9割と言われることもあるくらい非常に重要なことなのです。
私の場合、一つの授業で話す時間と同じくらいは準備に時間を使っています。
何をどの順番で伝えるのか、どんな表現を使えば良いのか、板書や資料はわかりやすいかなどシミュレーションを徹底しています。
正直授業準備をこれだけやっていると、時間単価のコスパは悪くなります。
ですがそれが教育的効果を高めるのならやるべきことです。
ビジネスにおいては成果を生み出すために必要なことなのです。
では実際にピッチの練習をしようと思った時には具体的にどう取り組むのが効果的なのでしょうか。
おススメの方法は1分間でまとめることです。
1回を1分にすると、自分が見返す時間を含めても2分で済みますし、その中で基本的な構成をしっかりと組めていれば、あとは膨らませるだけです。
練習量がピッチの成功の可否を分けるポイントだとするなら、1分を何度も繰り返してレベルアップしていくのが効率的なのです。
来週は実際にピッチをやって講師からフィードバックがもらえるとのことで、適度な緊張感を持って準備に取り組みたいと思います。
コメント